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祝デジタル庁 – デジタルが融合した新しい社会へのエール –

元旦、1月10日、1月11日、10月1日、10月10日、10月11日、11月1日…まだ続けるのかと突っ込まれそうですが、全てバイナリな暦です。その中で10月10、11日がデジタルの日となりました。暦ネタは昔から多く、ハロウィン=クリスマス なんてのもありますね(これわかりますか?答えは最後に。ヒントは英語表記)

9月1日、デジタル庁が発足されました。おめでとうございます。中の人はとんでもない多忙を極めていることと思います。本当に頭がさがります。当社が関係する公的個人認証と電子委任状の認定制度(何れ時刻認証もかな)が総務省から移管されました。IT関係で省庁を通じ似たようなものも多く乱立気味でしたが、安全性への配慮を行った上で最適化を目指されることを期待しております。

当社は目指す社会感を背景に2000年の頃から一貫してインターネット越しのサービスに基軸をおきASP、SaaSそしてクラウドと歩んできました。その社会感は、何れインターネットには実社会と同じ安全性が求められると考え、正しい証明の必要性に強い関心を持ってきました。正しい証明にはやはり国の認定制度が必要と考え積極的に取得してまいりました。

当社のクラウドサービスはシェアクラウドと言いまして、特定の企業様向けの機能を提供するサービスではなく、業界が求める機能をその業界の皆様にご利用いただくことを目的としております。割り勘効果で安くなるメリットはあたりまえですが、重要なのは、業界にとって今まで個別にIT化していたもののうち、非競争領域を共通で安価にご利用いただくことです。

しかし、いくらシステムを共同でご利用いただくとはいえ、それぞれの企業が生み出すデータは別です。これは最重要事項です。さらに重要なデータが日々大量に処理されておりますので当然のことながら分析、予測やAI等にも力を入れていますが、そのデータの信憑性を担保しなければならないのは言うまでもありません。

日本もDFFT(Data Free Flow with Trust)の考えのもとデータ流通の重要性を国策にも取り入れています。このデータはもとより「with Trust」を当社がとても意識していた領域です。時代はSociety5.0になり、感染症も引き金となり、ネットワークを利用した社会が急速にたちあがったりしたため、急遽個別に提供していたサービスを一つのドメインとして総合的に行う体制を整えました。前出の認定3つを揃えている企業は当社が国内唯一でもあり、それが昨年マイナンバーカードやデジタル庁の話も重なって注目されました。宣伝などがあまり得意ではない当社は、地味な印象があるかもしれませんが、確実に社会基盤サービスとして安全を安価に提供できることを目指しております。

日本は世界的に見てデジタル社会構築に出遅れていると言われます。ITに関係する巨大企業の排出もできておりません。しかし1億人の人口を持つ国が本当にデジタルを社会に深く融合させ活用することができれば、今後世界も直面する人口減と経済成長を両立させた最初の国になると信じております。

さて、冒頭の、ハロウィン=クリスマスですが、英語表記にすると、ハロウィンは10月31日で、Oct 31 です。クリスマスは12月25日で、Dec 25 となります。お気づきの方も多いと思いますが、Octは10月(October)の略と同時に8進数(Octal)の略でもあります。同じくDecも12月(December)の略ですが、10進数(Decimal)の略です。よって 10進数の25を8進数であらわすと31で、英語で書くと Oct 31 = Dec 25  となります。2進数なデジタルの日にちなんだ小ネタでした。